エクアドルのラン(9)
<ページ紹介>
▼写真をクリックすると、拡大して見ることができます
1.バナナの山エクアドルの最大の輸出品は、バナナ。商品にならない未熟のバナナは、このように所々に山積みされ、付近の家畜の餌に供される。さすがにバナナの国である。
2.峠の先はアマゾン正面左奥の峠を過ぎると雲霧林に覆われたアマゾン側斜面となるが、峠までは乾燥した草地。所々には、花が咲くまでに100年かかるといわれているPuya(プーヤ)が散在する。
3.黒のエピデンドラムアマゾン側東斜面にかわる峠付近は、写真2とは異なり、雲がかかる。花弁も萼片も黒に近い暗紫色、一寸気味の悪い色をしている。
4.最大のレパンテス?Lepanthes gargantua斜面を下ること20-30分、道路沿いの谷に入った時に出会った。葉は長さ20cm以上、葉柄は25-30cmとビックリするような大きさだった。残念ながら、花は直径1cm強と、さほど大きくはなかった。
5.Pleuro.lilijae葉の表面がザラザラし、光沢は無い典型的な乾燥型プレウロタリス。地上から約1m、夜間はともかく、日中は木漏れ日もあたり、カラカラに乾燥していた。花は無かったが、マスデヴァリアもあった。
6.Stelis odobonella5と同じ場所、小型のステリスで、花茎長は5-6cm、花は湿度が低下すると閉じる。ずい柱両側にある柱頭の部分がセイウチの歯のように伸長することに因む(命名者ルアー博士による)。
7.Epid. lloenseエピデンドラムとしては、やや珍しい肌色。直径2cm前後の大きな花がブドウの房のような花序をなし、なかなか見応えがある。標高2800m前後の小さな谷沿いの樹幹に着生。
8.低地の熱帯雨林(約8000m)Dracula.Mormodes,Catasetum, Stanhopea等がある場所だということで行ったのだが、夕暮れ間近だった為、時間切れで暗くなり、よく見えなくなった。しかし現地の人は、まだまだ見えるといって真っ暗になるまで頑張った。私も眼には自身があったのだが、脱帽である。
9.PleurothallisDraculaなどの目立つランには出くわさなかったが、Pluerothallis,Stelis等は多かった。全般的に、低地林は高地の雲霧林よりランの種数は少ない。この種の花は、濃紫褐色で小さい。
10.チーズの山谷沿いの小さな村、Limonのマーケットとおぼしき場所で見かけた。伐採された原生林では、殆どの場合牛が放牧されている。その為か、食生活は想像以上に欧米風である。
11.KefersteiniaLimonの学校の先生Santiago氏は、ラン愛好家。いつも我々のラン探しに何日か同行してくれる。その間、学校は当然休校。彼の家の庭だけでも200種近いランがある。
12.Mormodesサンチアゴ先生のランは、総て自分で採集したもの。専門家の方々に標本を送り、自分の名前をつけてもらうのが楽しみ。このMormodesも、未記載のようである。萼片と花弁が片側によるし、色も独特である。
13.Lepanthes sp.日本では、PleurothallisやLepanthesも、それなりの人気がある。現地の人達にとっては、妥協してもMasdevalliaまで、Pleurothallis, LepanthesましてStelisはゴミ扱いだった。
14.Macroclinium manabinum道路沿いの小さな柑橘類の果樹園で見つけた。標高は1000m位か?枯れ枝からコケと一緒に下がっていた。そよ風に吹かれ、ピントが合わない。
15.PsygmorchisLimonとMacasの中間にある集落の中心にある公園?のハイビスカスに着生している。丁度、日本でお寺の境内にあるウメやサツキにヨウラクランが着生している様に似る。
16.Rodriguetzia rosea同じ公園のやや大きめの木に着生していた。あちこちの集落だけで見かけたので、多分初めは人が持ち込んだのだろうが、自然に咲いているところはやはり自生地である。
一覧にもどる